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足底腱膜炎|須坂市の足底の痛みでお悩みの方必見|原因と当院でのアプローチ方法について解説

足底腱膜炎

朝起きて最初の一歩を踏み出す瞬間に足の裏に「ピキッ」と激痛が走る…
最近、歩くたびに踵(かかと)のあたりがズキズキする…
ランニングを始めたいけれど、足の裏が痛くて続けられない…
その足の痛み、単なる「歩き疲れ」や「一時的なもの」として見過ごしていませんか?
それ「足底腱膜炎」かもしれません。
放っておくと慢性化し難治性になる可能性も…
今回は、「足底腱膜炎」について症状や原因と当院でのアプローチ方法について解説します。

足底腱膜炎とは


足底腱膜は足底の中足趾節(metatarsophalangeal:MTP)関節から踵骨隆起内側突起まで存在し、荷重時に足のアーチ(土踏まず)を保持する重要な腱組織です。この足底腱膜が歩く・走るなど繰り返し負荷がかかることにより、足底腱膜とかかとの骨との付着部に微小損傷や変性が起きることで痛みが生じます。初期には足底腱膜とかかとの骨との付着部に微小損傷があらわれますが、進行すると、骨化や石灰化といった変形がみられるようになり、X線像で、骨棘(骨のトゲ)がみられることもあります。
Haskell A, Coughlin MJ: Coughlin and Mann’s Surgery of the Foot and Ankle. 10th ed, 505-516, Elsevier, 2023.

50歳以上の10人に1人は踵の痛みを自覚しているといわれており、足底腱膜炎の発生率は足部疾患全体の15%と非常に頻度が高いとされています。
Thomas MJ, Whittle R, Menz HB et al: Plantar heel pain in middle-aged and older adults: population prevalence, associations with health status and lifestyle factors, and frequency of healthcare use. BMC Musculoskelet Disord 20: 337, 2019.

足底腱膜炎の原因

足底腱膜炎の原因には大きく分けて内的要因と外的要因二つの因子があるとされています。

内的要因 扁平足
凹足
高度肥満
脚長差
下腿三頭筋の緊張亢進・筋肉の萎縮
足関節背屈制限
heel fat padの萎縮および足底腱膜の拘縮
外的要因 過度または急激なスポーツ活動への参加
立ち仕事や硬い靴で長時間歩行するような職業
低クッション性の靴および不適合な靴
硬い床

Petraglia F, Ramazzina I, Costantino C: Plantar fasciitis in athletes: diagnostic and treatment strategies. A systematic review. Muscles Ligaments Tendons J, 7(1): 107-118, 2017.
Monteagudo M, et al: Plantar fasciopathy: a current concepts review. EFORT Open Rev 3(8): 485-493, 2018.

組織学的には、配向不良なコラーゲン線維の形成、異常な新生血管や神経線維の腱内への増生、過剰な神経伝達物質の局在により疼痛過敏や正常な治癒過程を阻害する環境が形成され本症の難治化の要因となるとされています。高橋謙二ほか:ランナーの足底腱膜炎.臨床スポーツ医学 34(6):666-671, 2017.
足底腱膜には歩行では体重の110%,走行時には200%に及ぶとされ、常に足底腱膜には負担がかかっているのです。

足底腱膜炎には、病変の部位により踵骨隆起内側の付着部近傍に発生するもの(付着部型)や、それよりやや遠位の実質部に限局するもの(非付着部型)、また両方の混合型に分類されます。付着部型では、一般の中高齢者によくみられ、非付着部型はスポーツ選手など活動の高い者に多いとされています。
Ieong E, et al: Ultrasound scanning for recalcitrant plantar fasciopathy. Basis of a new classification. Skeletal Radiol 42(3): 393-398, 2013.

足底腱膜炎の治療

足底腱膜炎の治療には薬物治療、運動療法、装具療法、注射療法、体外衝撃波療法および手術療法など多岐にわたります。
Petraglia F, Ramazzina I, Costantino C: Plantar fasciitis in athletes: diagnostic and treatment strategies. A systematic review. Muscles Ligaments Tendons J, 7(1): 107-118, 2017.
米国の報告では,10人に1人は足底腱膜炎の疾痛に悩まされたことがあるとされるが、その90%は1年以内に保存治療で治癒するとされており、保存的治療が第一選択とされます。Monteagudo M, et al: Plantar fasciopathy: a current concepts review. EFORT Open Rev 3(8): 485-493, 2018.

当院でのアプローチ

1. カウンセリング

「どこが?」だけでなく、「いつ?、どんな時に?、どのような?、どんな動作で症状が現れるか?」を深くお伺いします。
・スポーツ活動のヒアリング:どんなスポーツ、ポジション、競技歴など、足底に繰り返し負荷がかかる要因を特定します。
・既往歴と症状の分析:過去の怪我や病気、現在の症状の経過を詳しく把握することで、足底以外の原因も鑑別し、施術の安全性を確保します。
・受診歴:施術歴(リハビリ歴)やレントゲンやMRI、CTなどの画像診断を受けているかをお聞きします。

2.姿勢・動作評価

姿勢・静的アライメント評価: 猫背、反り腰、骨盤の傾きなど、身体のバランスを分析し、足底への負担との関連性をチェックします。
動作・動的アライメント評価:体幹の前屈や後屈、ひねりなどの動作。足のスイング動作あわせて軸脚および体幹の安定性を確認します。動作評価を通じて、どの筋肉や関節の動きが悪くなっているか(運動機能障害)を特定します。特に、足関節・膝関節といった足底と関連の深い部位の連動性(キネティックチェーン)を細かく評価します。

3.施術(徒手療法・ストレッチ・運動療法)

当院では根本的な身体の使い方やバランスに着目して施術を行います。特に足関節の柔軟性の改善、足部の使い方、体幹や股関節周囲筋を鍛えることがポイントとなります。

徒手療法


① ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)とアキレス腱のリリース
② 足関節の背屈可動域の改善
③ 足底のショック吸収機能(アーチ)の再教育
④足部の使い方の再教育

ストレッチ

肩や腰の評価・施術風景
①ふくらはぎとアキレス腱のストレッチ:足底腱膜炎の改善に最も重要視されているのが「ふくらはぎの柔軟性」です。かかとを介して足裏を引っ張ってしまう筋肉をじっくり伸ばします。
②足の指と足底腱膜のストレッチ:朝の起きて最初の一歩目の疼痛改善を目的として行います。

トレーニング(運動療法)

セルフケア・環境の工夫
①ふくらはぎのトレーニング
②ショートフット・エクササイズ(足部内在筋の強化)
③殿部・体幹トレーニング など 症状にあった運動療法を提案します。

4.予防(テーピング・靴 インソールの提案)

テーピング


足底腱膜炎のテーピングで最も大切な目的は、足底や足関節・足指の動きの誘導を行い「土踏まず(アーチ)を補強し、足裏の突っ張り(牽引力)を減らすこと」です。

靴 インソールの提案

 
インソールは足部の形状(扁平足、凹足など)の形状により、どのようなインソールが良いかを提案します。
※販売はしておりません。お取り寄せ可能。

外的因子である不適合な靴とは、サイズの不適合はもちろんであるが、サンダルなどの踵部分が固定されないものも長時間使用すると不適合となりうることもあります。また、低クッション性靴とは、革靴・パンプスなどで指します。靴の適切なサイズは、履いた時に足先に約1cmほどスペースのできるサイズが目安です。適合のよい靴とは、踵から土踏まず中央辺りまでの靴側面の支持構造がしっかりとしており、歩行時に踵部分が安定した靴です。

さいごに

足底腱膜炎の9割は保存療法で改善すると言われていますが、裏を返せば「適切なアプローチをしなければ、ずるずると長引いて難治化しやすい」ということでもあります。
足底に負荷をかけている根本的な原因に対してアプローチをすることが必要不可欠です。
当院では、表面的なマッサージや一時しのぎの緩和ではなく、姿勢・動作評価のもと、解剖学・運動学に基づいた根本的なアプローチを行います。
「どこに行っても変わらなかった…」と諦める前に、ぜひ一度当院にご相談ください。

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資格 :理学療法士(国家資格) 2017年 専門学校卒業 理学療法士免許取得/整形外科勤務・ 自費整体・整骨院に整体師として勤務後開業

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